デザイナーって?そしてデザイナーがエンジニアリングを始めるにあたって(その1)
こんにちは!この記事はwtnvStudio AdventCalendarの3日目です。
ん?もう4日目が出てるって?
すみません、書いてたデータが消えました…
先日は我らがwtnv先生が研究室のメインプロダクトのアーカイブシリーズについてご紹介いただきました。
CesiumというGoogleEarthのオープンソース版のようなソフトウェアを使っています。
wtnv研究室は首都大学東京のインダストリアルアートという学科に位置する研究室でいわゆるデザイン学科です。
しかし、メンバーは多様でデザイナーだけでなくエンジニアリングをするひともいれば、全くコードを書かない人もいます。実に多様な研究室です(ウイグルから2人、中国から2人、インドネシアから1人留学生もいます。)
そんな研究室としての活動はアーカイブシリーズ以外にもたくさんあります。なのでその他の活動についてもご紹介したいと思います。
その前に簡単に自己紹介。
wtnv研修士1年 小宮です。
高々一学生のくせに「デザイナーが〜」とか言ってすみません。先に謝ります。
普段はシステムデザイン研究科の学生として
ハードウェア、iOS, Webフロント(たまにサーバサイド)からビジュアルデザイン、ワークショップ、コンセプト設計、フィールドワークなど多岐にわたって活動をしております。
Goodpatchという会社で1年ほどインターンをさせていただいておりました。
その他何社かの企業のインターン(短期・長期)にも参加せていただいております。
本日株式会社DesignCatという会社も立てました。CEOです笑
DesignCatではデザインとITを使ってサスティナブルな地域活性化を行っていきます。まだホームページはないので興味のある方は僕までお願い致します。
wtnv研のその他のプロジェクトは?
他にはどんな活動をしているかを簡単に箇条書きにしてみます
などなど‥…
全然エンジニアリングしてない…デザインもしていないんじゃ…?
確かにそう見えるかもしれません。
でも僕はコレを全て「デザイン」と考えています。
デザインの本来の意味は「設計」です。
フィールドワークで現場を見てニーズを知る。ワークショップを通して実際の人たちとふれあう。こうして外に出ないと物事の本質や課題は見えてこないと思っています。
しかし、日本のIT企業では主に「ビジュアルデザイン」としての意味で使われることが多いです。これは現在結果としてデザイナーという職業の社会的立場をも低くしています。
英語圏の国ではメカニカルエンジニアリングの設計にもDesignというワードが使われています。文化的にデザインは「設計」という意味なので当たり前なのです。
デザイン思考はその良い例ですね。しっかりと市場の調査やヒアリングを行っています。
もちろんピボットすることや一旦立ち戻ることもあります。Launchしたあとも保守だけでなく、動向も伺い修正を加えていくわけです。
この「設計」ができなければ社会に役立つ、人のためになるプロダクトは作れないと僕は考えています。
「設計」を行っている人こそがデザイナーなのではないでしょうか?
しかし、ITの技術を使うとなるといくら設計とはいえ、エンジニアリングが伴ってきます。
「さすがにそこまでできないよ!」
それはそうです。そうなります。
となると実装はエンジニアさんに渡す必要があります。
そこで次回(その2)ではエンジニアさんたちと円滑なコミュニケーションをするために最低限デザイナーが抑えるべきポイントを触れていきたいと思います。
今日はうちのハイパーエンジニアrot君の記事も上がっていますのでよかったらどうぞ!